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シルバーチェーンネックレスの制作過程

今日はこのシルバーのネックレスをどうやって作っているかをお見せしたいと思います


まず、良く見ますと一つ一つのシルバーの輪が互いにつながっています。

つまり輪を別々に作って後で丸カンで繋げる方法ではなく、一つろう付けをしては次の輪をつなげるやり方です。そうしますと着けた時に立体的になるのです。


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シルバー925の14ゲージ(太め)の角ワイヤーを良いと思う長さにしっかりしたハサミで切って行きます。全部で13本


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それぞれをろう付けして行くのですが、問題は接着口。継ぎ目が目立ってはいけません。


ハサミで切るとワイヤーの端はV字型になります。二つの端をぴったり付けるためには垂直で真っ平らにしなければならず ここが泣かせどころ。

普通のヤスリでは未熟な私では斜めになってしまいどうしても隙間が空くのです。僅かな隙間も許されません!


それで登場この道具。素晴らしい!アメリカから輸入しました。


この器具に空いている穴にワイヤーを通し端をちょっとだけ外に出して、そこをヤスリで削ります。リングは13個ですので26箇所あるわけです。


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それをいよいよ ろう付けします。ハンディーバーナーと練りタイプのロウを使います。


ご覧のようにシルバーは酸化して真っ黒に変身します


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真っ黒になったチェーンをピックリングという酸で洗います。シルバーは今度は粉でまぶしたように真っ白になります。


そしてタンブラーという回転機械の中に入れます。タンブラーは水の中にステンレスの短い棒を入れてあり、その中にシルバーを入れて30分回転させます。

すると一応元のシルバー色に戻ります。


でもそれからが大変なんです。


輪の一つ一つのあらゆる面をリューターという機械を使ってやすりをかけるのですが、細かい目のやすりにも段階があります。

私は4段階のやすりを使い、段々に光沢の深さを増してゆきます。時間は限りなくかかりますが、だんだん光が出てくるのが楽しいです。


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磨けました!

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完成までにかかる時間は集中して作業をして九時間かかります


島妙子

2020年3月24日


 
 
 

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